年齢と体力
これまで体力があった人は、40歳を過ぎてからの体力の低下になかなか気づきにくいものです。
とはいえまだ体力(エネルギー=気)がある分、無理ができてしまうので、エネルギーレベルが下がってきても、たまたま疲れているだけとやり過ごしがちですが、そうした行動は、結果的にどんどんエネルギーレベルを落としていってしまうことになります。
マイナス・レベルになるともはや無理が利かない状況になり、そこでやっとエネルギーが枯渇していることに気づくというような事態になりかねません。
いままでできていいたのに、なぜできないのか?疲れがぜんぜん抜けないと心身の以前との違いの大きさに驚き、かえって不安になってしまうこともあるでしょう。
また、この段階で気づかずに、さらに無理を重ねると、不調を通り越して病気になってしまい、過労死などのリスクも高まります。
みなさんが周囲を見渡して、あんなに若々しかったのに、最近、急に老け込んだみたいと思える人がいたら、かつては高かったエネルギー・レベルがいまではマイナスになってしまっている可能性が大きいのです。
一病息災ともいいます。この意味は、持病が1つくらいあるほうが、無病の人よりも健康に注意して、かえって長生きするということです。
小さいころから病気一つしなかった人や無理がきいた人は、40歳からは「いつまでもエネルギーの総量は大きくない」ということを意識しておきましょう。