血管は沈黙の臓器
健康診断の結果、血糖値やコレステロール値が高くても、別に症状があらわれているわけじゃないから大丈夫と自己流に解釈し、放置している人は意外に多いのではないでしょうか。
血管は沈黙の臓器です。血糖値やコレステロール値が高くても、メッセージを発してはくれません。 かゆかったり、痛かったりという自覚症状があれば、放ってはおかないのでしょうが、いかんせん前触れとなる症状が出ない。
そして、突然、事故を起こし、場合によっては命にかかわることもあります。だからこそ怖いのです。
血糖値なんて、多少高い方がいいんだなんて思っている人は危険です。 高血圧、高血糖、高コレステロール、この3つの要因がそろったら、血管トラブル発症の確率は健康な人の27倍にもなります。
確かに発症するその瞬間までは何の症状もありませんが、それを元気と思い込むのはとても危険なことです。
根拠のない自己診断によって、半身不随になるか、命を落とすことになるかもしれないのです。
一命をとりとめても、あのとき、自分の身体のことをどうしてもっと真剣に考えなかったんだろうと必ず後悔することになるのです。